英国の高級車メーカーであるジャガー・ランドローバー(JLR)は、9月30日に終了した2025年度第2四半期(7〜9月期)の販売実績を発表し、英国市場での前年同期比29%増および北米市場での9%増に牽引され、世界全体の小売販売台数が10万3108台に達したことを明らかにした。

2025年度上半期(4〜9月期)累計の世界小売販売台数は前年同期比3%増の21万4288台となり、親会社タタ・モーターズ傘下で展開するフラッグシップ高級SUVシリーズに対する根強い需要を改めて示した。

英国および北米での力強い小売販売がアルミニウム供給制約をカバー

一方、第2四半期の卸売販売台数は中国合弁事業を除き8万7303台となった。これは欧州の主要なアルミニウム供給業者が深刻な洪水被害を受け、四半期生産台数が一時的に8万6000台に制限されたためだが、JLRはすでに複数の代替調達先を確保しており、下期には生産・卸売ともに大幅な回復を見込んでいる。

収益重視の経営戦略「リイマジン」に基づき、JLRは同四半期も利益率の高い主力モデルの生産を最優先し、レンジローバー、レンジローバー・スポーツ、ディフェンダーの3車種が卸売出荷全体の67%を占めた。

“当社の主力モデルであるレンジローバー、レンジローバー・スポーツ、ディフェンダーに対する需要は極めて底堅く、英国の小売販売は29%増加し、生産体制も下期の力強い回復に向けて整っている。” — ジャガー・ランドローバー投資家向け広報(2025年度第2四半期トレーディングアップデート)

高収益SUV3車種が67%を占め、レンジローバーEVの予約登録は4万8000件を突破

さらに次世代のゼロエミッション車に対する顧客の関心も一段と高まっており、導入予定のバッテリー式電気自動車「レンジローバー・エレクトリック」の事前ウェイティングリスト登録数は世界で4万8000人を突破した。

ジャガー・ランドローバーは11月に第2四半期の正式な決算報告を発表する予定であり、英国ソリハル工場およびスロバキアのニトラ工場のフル稼働復帰に伴い、通期の業績見通しを据え置いている。

Frequently Asked Questions

2025年度第2四半期におけるジャガー・ランドローバーの主要市場での販売実績はどうでしたか?

小売販売台数は英国で前年同期比29%増、北米で9%増と大きく伸び、上半期累計の世界小売販売は前年同期比3%増の21万4288台となりました。

なぜ第2四半期の卸売販売台数が一時的に抑制されたのですか?

欧州の主要アルミニウム供給業者の工場が洪水被害を受けたことで生産が8万6000台に制限されましたが、調達先の多様化により年度後半には生産と卸売が力強く回復する見通しです。

Sources

ジャガー・ランドローバー レンジローバー ディフェンダー 英国自動車産業 高級SUV タタ・モーターズ