ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、地区優勝の美酒に酔いしれた翌日もバットを緩めることなく、圧巻の打撃とスピードで歴史を塗り替えました。敵地デンバーのクアーズフィールドで行われたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場した大谷は、豪快な54号3ラン本塁打を含む5打数4安打4打点4得点、さらに2盗塁をマーク。チームを11対4の大勝に導き、前人未到の記録を「54本塁打・57盗塁」へ更新しました。

本拠地でナ・リーグ西地区優勝を決めた熱狂からわずか24時間後、2回表の第2打席で相手先発カル・クアントリルの投球を完璧に捉えました。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離436フィート(約132.9メートル)の放物線は右翼席上段へ突き刺さり、標高の高いデンバーのファンを驚嘆させました。

クアーズフィールドで魅せた4安打4得点4打点の超人的パフォーマンス

足でも異次元の躍動を見せました。4回に右前安打で出塁するとすかさず二盗を決めて今季56盗塁に到達。さらに6回にも安打で出塁後、相手バッテリーに送球すら許さない鋭いスタートで三盗ならぬ二盗を決め、シーズン57個目の盗塁を成功させました。これで7月23日以来、連続盗塁成功記録を「34」に伸ばしました。

シーズン57盗塁に到達したことで、大谷は2001年にシアトル・マリナーズのイチロー氏が樹立した日本選手シーズン最多盗塁記録(56個)を23年ぶりに塗り替えました。今季の通算得点は「134」、打点は「130」に達し、ベーブ・ルースら伝説の強打者たちと並ぶ記録的シーズンを築いています。

“Every single day Shohei is doing something that no one in the 150-year history of Major League Baseball has ever seen. His focus heading into October is extraordinary.”

イチロー氏の日本選手記録を23年ぶり更新、10月の頂戦へ視界良好

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、地区優勝を確定させポストシーズンの第1シード争いでも優位に立つ中、少しの慢心も見せず全力プレーを貫く大谷のプロフェッショナリズムに最大限の賛辞を送りました。監督は「10月の決戦に向けた彼の集中力は驚異的であり、クラブハウス全体を力強く鼓舞している」と語りました。

レギュラーシーズンは残り2試合となり、ファンやメディアの間では「55本塁打・60盗塁」という夢の数字への到達に期待が集まっています。投打二刀流のリハビリ期間中でありながら打者に専念した今季、30歳の大谷が残した足跡は、近代野球史における最高峰の個人シーズンとして永遠に語り継がれることになります。

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