ワーナー・ブラザースが鳴り物入りで送り出した話題の続編映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が、北米公開初週末の興行収入で推定3780万ドルにとどまり、記録的な大失速を喫しました。アカデミー賞を受賞した2019年の前作が打ち立てたオープニング興収9620万ドルの半分にも満たない惨憺たる出足となり、ハリウッドに大きな衝撃が走っています。
興行的な不振に拍車をかけたのが、観客による異例の酷評です。出口調査「CinemaScore」において、本作は最低水準となる『D』評価を記録しました。これは『グリーン・ランタン』や『マダム・ウェブ』といった過去の失敗作すら下回るもので、大規模アメコミ映画としては映画史上類を見ない不評の烙印を押された形です。
ミュージカル要素への賛否両論が招いた興行収入の大幅下振れ
ホアキン・フェニックスが怪演したアーサー・フレック役に加え、レディー・ガガがリー・クインゼル役として参戦した本作ですが、トッド・フィリップス監督が取り入れた空想のミュージカル劇と法廷劇の融合は、従来のダークな作風を求めたファン層を激しく困惑させ、支持を完全に失う要因となりました。
事前のトラッキング調査では初動7000万ドル前後が予想されていましたが、ベネチア国際映画祭でのワールドプレミア以降に広がった不評が客足を急速に奪いました。米レビューサイト「Rotten Tomatoes」でも一般観客の支持率が30%台前半にまで急落し、週末を通じて劇場の空席が目立ちました。
“今回の初動成績は、世界的な大ヒットとなった前作と、ファンの期待から大きく乖離してしまった実験的な続編との間に生じた前代未聞の落差を物語っています。” — 米ボックスオフィス分析・調査機関
悪評の連鎖と巨額製作費2億ドルの回収に立ちはだかる高い壁
今回の失敗は、製作費の肥大化によってスタジオに深刻な打撃を与えています。前作がわずか6000万ドルの低予算で製作され世界興収10億ドルを突破したのに対し、今作は宣伝費を除く純製作費だけで約2億ドルが投じられており、損益分岐点への到達は絶望視されています。
海外市場では76の国と地域で8110万ドルを稼ぎ、全世界オープニング興収は約1億1900万ドルとなりました。しかし、SNSを通じた強烈なネガティブキャンペーンが加速しており、次週以降の記録的な興収下落が避けられない状況となっています。
Frequently Asked Questions
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の北米初動興収はいくらでしたか?
推定3780万ドルを記録し、前作の9620万ドルから半分以上落ち込む結果となりました。
本作がCinemaScoreで獲得した評価は何ですか?
大作コミック映画史上最低となる異例の『D』評価を記録しました。





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