中国の主要株式市場は2026年9月下旬、劇的な大転換を演じ、CSI300指数は世界金融危機下の2008年11月以来となる最大の週間上昇率を記録しました。本土主要300銘柄で構成される同指数は5営業日で15.7%急騰し、国内外からの巨額の投資資金が市場へ雪崩を打ちました。
この株高劇は、中国人民銀行(中央銀行)が金融監督当局や共産党政治局と歩調を合わせ、前例のない包括的支援策を打ち出したことで火が付きました。政策金利の引き下げや預金準備率の引き下げによる約1兆元の資金供給に加え、機関投資家向けに株式買い入れ用資金を供給する新たなスワップ制度が導入されました。
矢継ぎ早の大規模緩和策が相場を一変
さらに長引く不動産不況への対策として、既存住宅ローンの金利を平均0.5%引き下げ、2軒目購入時の頭金比率を15%へ緩和することを決定しました。こうした財政・金融両面での積極姿勢は、デフレ懸念に揺れていた市場心理を根本から転換させました。
市場の熱狂は数々の記録を塗り替え、上海・深圳両市場を合わせた1日の売買代金は連日で1兆4000億元(約29兆円)を突破しました。主要な大手証券会社では、新規口座開設や取引証拠金の入金を急ぐ個人投資家の殺到により、システムに一時的な遅延が生じるほどの活況を呈しました。
“The magnitude of policy coordination between the central bank, financial regulators, and the Politburo has sparked an unprecedented reassessment of Chinese equity valuations.” — 張智威(ジャン・ジーウェイ)、ピンポイント・アセット・マネジメント最高エコノミスト
売買代金の急増と国慶節連休への期待感
一般消費財、ハイテク、大手不動産開発企業の銘柄が相場を牽引し、これまで売り建てていた空売り勢が急速な買い戻しを迫られました。中国株の保有比率を低水準に抑えていた海外のヘッジファンドも、急ピッチで買い戻しを進めました。
中国が国慶節の大型連休に入る中、市場関係者は観光や小売り消費の回復動向が相場反発の持続性を裏付ける重要な材料になるとみており、第4四半期の企業収益改善に向けた期待が高まっています。
Frequently Asked Questions
中国CSI300指数が記録的に急騰した要因は何ですか?
中国人民銀行や政治局が相次いで発表した利下げ、流動性供給、住宅ローン緩和などの大規模な総合支援策が買いを呼びました。
これほどの週間上昇率はいつ以来のことですか?
週間15.7%の上昇は、リーマンショック直後の2008年11月以来、約16年ぶりの大きさです。





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