米スポーツ用品大手ナイキは19日、ジョン・ドナホー社長兼CEO(64)が10月13日付で退任し、元プレジデントのエリオット・ヒル氏(60)が14日付で社長兼CEOに就任すると発表した。

このサプライズ人事は市場で好感され、ニューヨーク市場の時間外取引でナイキ株は一時8%以上上昇した。

32年の歴史を知るベテランの電撃復帰

ドナホー前CEOは自社ECや直営店を強化する戦略を推し進めたが、結果として専門店や量販店の売り場を縮小させ、新興勢力にシェアを奪われる要因となった。

1988年に入社したヒル氏はスポーツ流通やアスリートとの強固な信頼関係を持ち、ブランド力の再構築に最適な適任者と評価されている。

“ナイキは常に私の人生の中核にありました。社員やパートナー、アスリートとともに、さらに輝かしい未来へ導く覚悟です。”

卸売リテールと商品開発の原点回帰

マーク・パーカー会長は「エリオットの深い知見とリーダーシップは、ナイキに再び革新と成長をもたらす」と期待を表明した。

2026年サッカーW杯や2028年ロサンゼルス五輪を見据え、ランニングを中心とした革新的な新製品投入が急務となる。

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