米メモリ半導体大手マイクロン・テクノロジーの株価は木曜日のナスダック市場で14%を超える急騰を演じました。同社が発表した2024年会計年度第4四半期(6〜8月期)決算および第1四半期の業績見通しが市場予想を大幅に上回り、世界的な人工知能(AI)インフラ投資の力強い継続性を改めて証明しました。
8月29日に終了した第4四半期の売上高は、前年同期の40億1000万ドルから93%急増し77億5000万ドル(約1兆1200億円)に達しました。一部項目を除いた調整後1株当たり利益(EPS)は1.18ドルとなり、アナリスト予想平均の1.11ドルを上回りました。DRAMおよびNAND型フラッシュメモリの価格上昇が収益を大きく押し上げました。
前年同期比93%増の爆発的増収と利益率の急回復
市場関係者をとりわけ驚かせたのは次四半期の強気な見通しです。同社は2025年度第1四半期の売上高を約87億ドルと予想し、市場予想の82億8000万ドルを凌駕しました。この数値が達成されれば、同社の46年に及ぶ創業史上、四半期ベースでの過去最高売上高を更新することになります。
業績急回復の中核にあるのが、NvidiaのAIアクセラレータ「H200」や次世代「Blackwell」に不可欠な広帯域メモリ「HBM3E」です。マイクロンは、2024年および2025年の両暦年における自社のHBM生産能力が、確定契約によってすでに全量完売したことを明らかにしました。
“Micron delivered 93% year-over-year revenue growth in Q4 as robust AI demand drove a powerful ramp of our leading-edge High Bandwidth Memory products across data center customers.”
2025年末まで完売したHBM3Eが支える長期成長基盤
サンジェイ・メロトラCEOは、データセンター市場からの需要が極めて旺盛であり、クラウド大手がAIモデルの学習と推論に向けた設備投資を一段と拡大していると指摘しました。粗利益率は36.5%まで拡大し、良好な需給環境を背景に収益体質が一段と強固になっています。
今回の好決算はハイテク株全般の安心感につながり、NvidiaやAMD、ASMLなど世界の主要半導体銘柄が一斉に買われる展開となりました。市場関係者は、AI半導体市場が依然として力強い構造的成長サイクルの途上にあることをマイクロンが立証したと評価しています。




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