ドイツの高級車大手メルセデス・ベンツ・グループは19日、2024年通期の業績予想を下方修正した。乗用車部門の調整後売上高営業利益率は7.5〜8.5%にとどまる見込みとなり、従来の10〜11%から大幅に引き下げられた。
下方修正はここ2カ月間で2度目となり、世界最大の自動車市場である中国の景気減速がいかに欧州プレミアムメーカーの収益を圧迫しているかを浮き彫りにした。
2カ月間で2度目となる異例の利益警告
オラ・ケレニウスCEOは、中国で長期化する不動産不況により、旗艦セダン「Sクラス」や「マイバッハ」など高収益車種の買い控えが急速に進んだと説明した。
これに加え、BYDをはじめとする中国の新興EVメーカーとの激しい価格競争やソフトウエア性能での追い上げも痛手となっている。
“中国のマクロ経済環境は一段と軟化しています。特に不動産市場の低迷が富裕層の消費意欲を冷え込ませています。”
台頭する中国系EV勢との激しい価格競争
フランクフルト市場でメルセデス株は7.5%安と急落し、BMWやフォルクスワーゲンなどドイツ自動車大手各社の株価も連れ安となった。
経営陣は欧州工場の稼働調整と徹底的な固定費削減を急ぐとともに、次世代EV基盤の開発を加速させる方針を示した。




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